玉崎神社│旭市飯岡

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旭市飯岡の玉崎神社の概要

玉崎神社(たまさきじんじゃ)は、玉依毘賣命(たまよりひめのみこと)および日本武尊(やまとたけるのみこと)を祭神とする、旭市飯岡に鎮座する神社です。西暦110年(82年?)に、海上安穏と夷賊鎮定を祈った日本武尊により竜王岬に創建、1533年の兵火と岬の欠損により現在地に遷座されました。明治期から終戦期まで郷社に列格していました。

祭神の玉依毘賣命(玉依姫命)は、海神 海津見神(わだづみのかみ)の娘で、神武天皇の母親でもあります。

同じく玉依姫を祭神とする、同音異字の上総一宮の玉前神社(たまさきじんじゃ)と共に、九十九里の北と南の鎮守として崇められているそうです。

創建・由緒

日本武尊により竜王岬に創祀された後、兵火や岬の欠損に遭い、現在の場所に遷座された、玉依毘賣命と日本武尊を祭神とする神社です。明治期から終戦期まで地域の郷社でした。

創建年に関し、千葉県神社名鑑では景行天皇四〇年(西暦110年)、神社公式Webサイトでは景行天皇十二年(西暦82年)と、文献により若干の差異があるようです。

『千葉県神社名鑑』抜粋

玉崎神社

通称 飯岡の明神様 旧郷社

祭神
玉依毘賣命(たまよりひめのみこと) 日本武尊(やまとたけるのみこと)

由緒沿革
景行天皇四〇年日本武尊が東征の折、海上安穏、夷賊鎮定のため竜王岬に創祀。天文二年の兵火と岬の欠損にあい現在地に遷座、玉ヶ崎大明神と称す。享保一四年大漁神験顕著を以て正一位神階。明治初年現社名。同六年郷社。同三九年幣吊供進神社。本殿は元禄一〇年の改修で、昭和四八年県文化財に、同五八年規範神社の指定を受ける。浪切旗、義家戦捷祈念宝剣、陶磁狛犬等の神宝あり。霊樹夫婦木、子産石

写真図鑑

境内案内図、本殿・拝殿説明書き

社殿

旭市指定文化財「玉崎神社の石塁(石垣)」

狛犬

常夜灯

鳥居

神社の入り口に到着するや、ゴオォという波の音が聞こえたため、「これはあるな…」と思い波音の方へ進むと、やはり大きな鳥居が屹立していました。

Google map では、「龍王崎鳥居」「龍王岬波止鳥居」「玉崎神社一の鳥居」などと表記が揺れています。当社の鳥居ではない可能性がありますが、念のため本ページに掲載しておきます。

龍王崎鳥居(龍王岬波止鳥居、玉崎神社一の鳥居)

海を見おろす黒くて大きな木造の明神鳥居です。かなり迫力があります。

鳥居の直線状には、玉崎神社ではなく、海津見神社が鎮座しているように思えます。

境内一つ目の鳥居(玉崎神社一之鳥居?)

境内二つ目の鳥居(玉崎神社二之鳥居?)

社務所

手水

ご神木

玉崎の姫龍

参拝順路

1.龍王崎鳥居からの参拝経路

2.北側からの参拝

詳細情報

社号玉崎神社
ご祭神玉依毘売命、日本武尊
境内社
住所旭市飯岡2126-1
その他■玉崎神社公式HP
https://www.tamasakijinja.com/

■旭市HP 玉崎神社
https://www.city.asahi.lg.jp/soshiki/29/2378.html

参考

上記のWeb サイトのほかに、下記を参考にさせていただきました。

  • 『千葉県神社名鑑』千葉県神社名鑑刊行委員会 編 1987年
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