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市原市菊間の菊間八幡神社(きくまはちまんじんじゃ)の概要


菊間八幡神社(きくまはちまんじんじゃ)は、673年に久久麻国造(くくまのくにのみやつこ)により創建された、市原市菊間に鎮座する神社です。
明治期から終戦期まで村社に列格していました。
祭神
祭神として次の神様が祀られています。
- 日本武尊(やまとたけるのみこと)
- 大鷦鷯尊(おおささぎのみこと)
- 武甕槌尊(たけみかづちのみこと)
後述沿革のごとく、673年の創建時の祭神は日本武尊・武甕槌尊の二柱だったため、社名は八幡神社ではなく別のものだったと思われます。
創建由来、沿革
- 673年(天武天皇2年・白鳳2年)、久久麻国造(現在の菊間付近)が、日本武尊・武甕槌尊の二柱を奉斎。
- 1180年(治承4年)源頼朝が東国鎮護祈願のため、鶴岡八幡宮の下宮(若宮殿)より大鷦鷯尊(仁徳天皇)の御分霊を奉遷。これにより社号を「若宮八幡宮」と改称。
- 1871年(明治4年)、太政官布告により、社号を「八幡神社」と改称。
写真図鑑
拝殿






拝殿向拝の彫刻(波模様の木鼻)




拝殿向拝の彫刻(鳳凰)


拝殿向拝の彫刻(龍)




拝殿向拝の彫刻(亀)


本殿






鳥居
一之鳥居



二之鳥居



境内社
日枝神社、高良神社(こうろじんじゃ)
日枝神社の祭神:大山咋命
高良神社の祭神:高良玉垂大神(こうろたまたれのおおかみ)



子安神社、淡島神社



琴平神社
琴平神社の祭神:金山彦命




あいうえお


木兎社
木兎社の祭神:武内宿祢(たけのうちのすくね)









三山三柱神、月山羽黒山湯殿山大神


名称不明の小祠


神楽殿


手水舎、社務所


授与所


若宮児童遊園



その他


参拝順路











基本情報
社号 | 菊間八幡神社 |
ご祭神 | 日本武尊(やまとたけるのみこと)、大鷦鷯尊(おおささぎのみこと)、武甕槌尊(たけみかづちのみこと) |
住所 | 千葉県市原市菊間3166 |
参考
下記を参考にさせていただきました。
抜粋
『千葉県神社名鑑』抜粋
八幡神社(はちまんじんじゃ)(通称八幡様(はちまんさま)) 旧村社
祭神
日本武尊(やまとたけるのみこと)大鷦鷯尊(おおささぎのみこと)武甕槌尊(たけみかづちのみこと)
由緒沿革
天武天皇の御宇白鳳二年、久久麻国造(久久間は今の菊間)が日本武尊・武甕槌尊の二柱を奉斎、治承四年源頼朝公が東国鎮護祈願のため鎌倉の若宮殿より大鷦鷯尊の御分霊を奉遷し、神田数十町歩を寄進され、社号を若宮八幡宮と改称された。天正一九年一一月徳川家康公より皇国鎮護、東国守護、武運長久祈願のため高二〇石を寄進された。維新の際徳川家代々の御朱印御証文等は奉還し、明治四年太政官達により八幡神社と改称した。
書籍
- 『千葉県神社名鑑』千葉県神社名鑑刊行委員会 編 1987年