千葉市若葉区中田町の御霊神社(ごりょうじんじゃ)の概要


御霊神社(ごりょうじんじゃ、御靈神社)は、創建年不詳、千葉市若葉区中田町に鎮座する神社です。
明治期から終戦期まで村社に列格していました。
『千葉県神社名鑑』に、元禄元年(1688年)再興とあるため、それ以前の創建と考えられます。
祭神
祭神として次の神様が祀られています。
- 伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
- 伊那那美命(いざなみのみこと)
- 譽田別命(ほんだわけのみこと)
- 菅原道員公(すがわらみちざねこう)
社名の由来は?
当社々名の由来は不明ですが、菅原道員を御霊(怨霊)として崇めたことが考えられます。
道真は雷神として信仰され、当地近隣の社でも雷神信仰が見られます。
参拝日記
鹿島川を源流に向かい南へ遡ると、若葉区中田町で大きく左右に分岐します。このデルタ地帯の谷戸に御靈神社が鎮座しています。
駐車スペースに、「当社の由来『鳥海弥三郎保則』」とありますが、検索しても当社についてのサイトは出てきません。
「鳥海 弥三郎 保則(とりのうみ やさぶろう やすのり)」は、後三年の役(1083年~1087年)の際、「源義家」(八幡太郎)軍に抵抗した武士で、「鎌倉景政(景正、通称権五郎)」の右目を射るが、逆に景政に討取られてしまいました。
当社と「鳥海 弥三郎 保則」との関連は不明です。
鳥居の前、両脇に、赤い柱が斜めに打たれています。筆者は、人並みよりは少し多くの神社を参拝していますが、このようなものは初めてみました。
写真図鑑
社殿


参拝のための板が敷いてある








本殿は覆屋に守られたのだろう
鳥居
神額含めすべて真っ赤の両部鳥居です。両脇に、朱色の木柱が斜めに打たれています。




摂社、末社


根や幹の形が圧巻

右奥に御霊神社社殿が見えます



その他



奥に境内社が見える

「当社の由来『鳥海弥三郎保則』検索」
参拝順路











詳細情報
社号 | 御靈神社 |
ご祭神 | 伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊那那美命(いざなみのみこと)、譽田別命(ほんだわけのみこと)、菅原道員公(すがわらみちざねこう) |
境内社 | |
由緒・歴史 | |
神紋 | |
住所 | 千葉市若葉区中田町362 |
その他 |
参考
下記を参考にさせていただきました。
抜粋
御靈神社(ごりょうじんじゃ) 旧村社
祭神
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)伊那那美命(いざなみのみこと)譽田別命(ほんだわけのみこと)菅原道員公(すがわらみちざねこう)
由緒沿革
元禄元戊辰年再興されているが、創建の年代は不詳である。境内地外に四社の末社があり、崇敬の深さを感じさせる。御祭神誉田別命は開拓の守護神として、また菅公は火雷天神とも称されて古くから雷電信仰と雷除の守護神として知られ、御霊信仰の一面も見られる。当地区は三村が合併された農耕の田園地帯である。
書籍
- 『千葉県神社名鑑』千葉県神社名鑑刊行委員会 編 1987年