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沖ノ島宇賀大明神社(宇賀明神)│館山市富士見

目次

館山市富士見の沖ノ島宇賀大明神社(宇賀明神)の概要

沖ノ島宇賀大明神社は、祭神として「宇迦之御魂(うかのみたま)」(稲作の神)を祀る、館山市富士見の沖ノ島公園に鎮座する神社です。

平安後期の1096年、安房国 国司(安房守)の源親元(みなもとのちかもと)により、地域産業の発展を願って創建されました。

源親元(みなもとのちかもと)

元 京都の検非違使(けびいし)で、1096(嘉保3)年より1100年(康和2年)まで安房国 国司を勤めました。着任年と当社創建年が同じなので、当地に来てすぐに創建を命じたのでしょう。

善政を敷き民からの信頼が厚く、京へ戻った親元が1105(長治2年)に死去すると、9年後の1114(永久2年)、当社からほど近い内陸部の高台に、彼を祀る「国司神社」が創建されました。

当社近隣の「鷹之島弁財天」も、親元による創建と伝えられています。

良縁祈願の「赤い糸とイワシ網」、対岸の「トトロ」

社殿前には、イワシ網と赤い糸とが設置されています。幸せを願い、イワシ網に糸を一本結び付けましょう。

ハート形にして結ぶと「幸せが訪れる」として、カップルの間で注目を集めているそうです。

心の綺麗な人には、対岸に大きな「トトロ」が見えることがあります(場所は後述)。

写真図鑑

海側から見る境内

社殿

境内社 稲荷神社?

であい伝説 ~赤い糸とイワシ網~

境内から海岸へ降り景色を観る

トトロ

正面の対岸の少し左、白い団地の奥の山に、トトロがいることがあります。

参拝順路

基本情報

社号沖ノ島宇賀大明神社
ご祭神宇迦之御魂(うかのみたま)
住所館山市富士見

参考

下記を参考にさせていただきました。

抜粋

境内看板『沖ノ島 宇賀明神社の起源』抜粋

The Origins of Oki no Shima’s Uga-myojin Shrine

Uga-myojin Shrine was made in 1096 in dedication to ‘Uka-no-Mitama’ (the rice farming god), at the same time as a dedication to ‘benzaiten’ (the Goddess of wealth, music, eloquence and water ; one of the Seven Deities of Good Fortune) on “Taka no Shima. They were made on the wishes of ‘Minamoto-no-Chikamoto, who reigned over the Awa area (Southern Chiba prefecture) between 1096-99; he was newly appointed in 1096, and offered the Shrines with the hope that industries from the area could develop more. “Uka-no-mitama” is the god of rice farming; fishing industries, commerce, and good fortune. Since the Heian period (794-1185), believers deep faith in this god have been unaffected by time. Uka-no-mitama is the god of almost all industries. In another opinion, Uga-myojin’s “Uga” reads “naga” instead, and means “Snake”. Furthermore “Uga” in this instance means “White Snake”.

On the 17th of December 2000, there was a completion ceremony held, as the reconstruction of Uga-myojin was completed through the “Oki no shima Uga-myojin Shrine Reconstruction Committee”. The Reconstruction Committee then became the Preservation Committee, and from then every year on the third Sunday of December we allocate the day to pray for a good catch at sea, the well being of one’s family, and furthermore we pray for the further development of Tateyama City.

January 2005

Oki no shima Uga-myojin Shrine Preservation Committee

以下、和訳

沖ノ島 宇賀明神社の起源

宇賀明神社は、1096年に「宇迦之御魂(うかのみたま)」(稲作の神)を祀るために建立されました。同時に、「弁才天」(財福・音楽・弁舌・水の女神、七福神の一柱)も「高ノ島」(鷹ノ島)に祀られました。これらは、1096年に安房地方(現在の千葉県南部)を治めるために新しく任命された源親元(みなもとのちかもと)の願いにより造営されたもので、地域産業のさらなる発展を願って奉納されたものです。

宇迦之御魂は、稲作、漁業、商業、開運の神であり、平安時代(794~1185年)以来、人々の信仰は時代を超えて変わることなく続いています。この神は、ほぼすべての産業を司る神とされています。

また、別の説によれば、宇賀明神の「宇賀」は「ナガ」と読まれ、「蛇」を意味するとも言われています。さらに、この場合の「宇賀」は「白蛇」を指すとも解釈されています。

2000年12月17日には、「沖ノ島宇賀明神社再建委員会」による再建事業が完了し、完成式典が行われました。再建委員会はその後「保存委員会」となり、以後毎年12月の第3日曜日を、海上安全・大漁祈願、家内安全、そして館山市のさらなる発展を祈願する日と定めています。

平成17年1月(2005年1月)
沖ノ島宇賀明神社保存委員会

Webサイト

書籍

『千葉県神社名鑑』に未記載。

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