酒々井町中川の中川水神社の概要


中川水神社は、創建年不詳、「京成酒々井」駅の南180m、印旛郡酒々井町中川に鎮座する神社です。
中川地区は、現在海抜5m以下、古来より水害をたびたび被ってきたという低湿地です。水難除けを祈り、中川の鎮守として、水田のなかに当社が創立されました。祭神四柱のうち、二柱が水に関連する神様です(後述)。
中川地区は駅から近いこともあり現在は宅地化され、当社は住宅の間にひっそりと鎮座しています。
小さな境内ですが、立派な鳥居・社殿を有し、珍しい双体道祖神(県内に13組、酒々井町に9組)が一つ置かれています。
祭神
- 泣沢女命(なきさわめのみこと)…伊邪那美命(いざなみ-)を亡くし、その身にはらばい泣いた伊弉諾命(いざなぎ-)の涙から生じた神様
- 遊母陀琉命(おもだるのみこと)…伊弉諾・伊弉冉夫婦の兄
- 許忘古泥命…「古泥」の文字から、遊母陀琉命の妻である阿夜訶志古泥神(あやかしこね)か?
- 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)…水神である宗像三女神の一人
始めの三柱はかなり珍しい神様です。印旛周辺では、「水神社」は水難除け、「弁天様」は水源・湧水祈願と、神様への祈りの内容が分かれており、前者は低地、後者は丘陵上に鎮座する傾向があるそうです。
合祀社
- 八幡神社(宇野原谷津)
- 弁財天(宇野原谷津)
- 三峰神社
- 産巣日神社(むすひじんじゃ)
- 道祖神
創建・由緒
『千葉県神社名鑑』に記載なし。
『酒々井町史 通史編 下巻』に詳細な説明あり、酒々井観光ナビに若干の説明あり。
水神社
祭神
泣沢女命・遊母陀琉命・許忘古泥命・市杵島姫命
合祀社
八幡神社(宇野原谷津)・弁才天(宇野原谷津)・三峰神社・産巣日神社・道祖神
写真図鑑
境内外観



社殿
昭和56年建立の立派な社殿です。



小祠



中川の双体道祖神
男神と女神が寄り添うカップル像で、片方が杖を持っています。
このような双体道祖神は、長野、山梨、静岡、神奈川、群馬の五件に限定され、他の府県にはあまり見られないという、かなり珍しい道祖神だそうです。
そんな双体道祖神が、なぜか酒々井町には、9体あるそうです。興味がある方は、こちらをチェックして、巡ってみると面白いかもしれません。



一般にサエノカミと呼ばれ村境辻橋のたもと等に祀られ防疫防塞する神として悪もの疫病等の侵入を防いでいたがこの信仰に少しずつ変化が加わり足の悪い男神に女神が肩を貸している姿になり足の悪い人達が三本足の大根等を備えて病気災難の消除を祈るものです
道祖神


参拝順路


基本情報
社号 | 中川水神社 |
ご祭神 | 泣沢女命(なきさわめのみこと)、遊母陀琉命、許忘古泥命、市杵島姫命 |
境内社 | |
住所 | 印旛郡酒々井町中川16 |
その他 | ■酒々井観光ナビ – 中川水神社 https://www.town.shisui.chiba.jp/static/chunk0001/navi/mobile/id/406.html ■酒々井町の双体道祖神一覧 https://www.town.shisui.chiba.jp/docs/2014021804927/file_contents/soutaidousojinnitirann.pdf |
参考
上記のWeb サイトのほかに、下記を参考にさせていただきました。
- 『酒々井町史 通史編』酒々井町史編さん委員会 編 1987年