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天津神明宮(神明神社)│鴨川市天津

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目次

鴨川市天津の天津神明宮(神明神社)の概要

天津神明宮(神明神社)は、創建年不詳、鴨川市天津に鎮座する神社です。

明治期から終戦期まで郷社に列格していました。

「房州伊勢の宮」とも呼ばれ、古くは日蓮聖人の崇敬が篤かったことでも有名です。

境内右手からは、山の上の諾冉神社に続いています。

祭神

祭神として次の神々が祀られています。

  • 天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)
  • 豊受大神(とようけのおおかみ)
  • 八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)…別称 えびす様。庤大神とも。
  • 大山祗大神(おおやまつみのおおかみ)
  • 木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
  • 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
  • 稚産霊命(わかむすびのみこと)
  • 日本健命(やまとたけるのみこと)
  • 表筒男命(うわつつのをのみこと)
  • 中筒男命(なかつつのをのみこと)
  • 底筒男命(そこつつのをのみこと)
  • 『千葉県神社名鑑』では「豊受比賣神」、『日本社寺大観 神社篇』では「豊受姫命」となっている

参考:公式サイト、『日本社寺大観 神社篇』

創建

天孫への国譲りを承諾した八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)が当地に来られ、人々は宮殿を建て庤大明神(もうけだいみょうじん)として敬ったのが、当社の始まりとのことです。

1184年(寿永3年)、当社への祈願が見事成就した源頼朝が、東條郷に御厨を新設。当社は伊勢神宮を勧請するとともに庤神社(もうけじんじゃ)を合祀し、現鎮座地に遷座しました。

祭神・由緒に関しては神社公式サイトに詳しいのでそちらもご覧ください。

日蓮聖人の篤い崇敬

日蓮宗の開祖 日蓮聖人(1222~1282年)は、安房国長狭郡東条郷(現在の千葉県鴨川市)の漁村で産まれました。

12歳の時に、当社の北北西4kmにある清澄寺に入山、27年間当社のある南方向を向き悟りを開いてきたそうです。

1253年、同山旭森で悟りを開いた日蓮は、妙法の教えを天照大御神の力を借りて世に広めようと、当社に百日参り行い、百日目に長狭木綿に題目を記し当社に納めました。これは聖人最初の曼陀羅で、当社社宝の「川向の布本尊」として伝わっているそうです。

神社好きには、聖人が残した次の言葉が面白いです。

「天津神明神社はかつては日本第二の神社であったが、いまでは日本第一である」
「安房国東條郷は日本の東端にあるが、日本の中心のようだ。それは、(天津神明神社に)天照大御神をいただいているからだ」

写真図鑑

拝殿

本殿

拝殿前の神札等


鳥居

一之鳥居

二之鳥居

三之鳥居


摂社、末社

狛犬

手水

まるばちしゃの木

その他

境内風景

参拝順路

詳細情報

社号天津神明神社
ご祭神天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)、豊受比賣神(とようけひめのかみ)、八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)、大山祗大神(おおやまつみのおおかみ)、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、他六柱
境内社
住所鴨川市天津2950
その他

参考

下記を参考にさせていただきました。

抜粋

『千葉県神社名鑑』抜粋

神明神社 旧郷社

祭神
天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)豊受比賣神(とようけひめのかみ)八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)大山祗大神(おおやまつみのおおかみ)木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)他六柱

由緒沿革
往古、八重事代主神が、天孫に国譲りの後当地に来られ永く鎮まり給うたので、住民は痔大明神と尊敬したという。後、治承四年源頼朝が石橋山に敗れ安房の地に逃れ、源家再興を伊勢神宮に祈願し、宿願成就すれば当国中に御厨一処を寄進することを祈誓した。寿永三年安房国東条郷に御厨を新設して宿願を果たし、現在地に社殿を建て伊勢より奉迎した神霊と痔大神とを合祀した。安房の国東条の厨また天津厨と称した。

境内由緒書『神明神社』抜粋

神明神社

当神社の祭神は天照皇大神、豊受大神、八重事代主神、大山祇大神など七柱の神が合祀されています。

むかし、「天孫降臨」に当たり、八重事代主神が海路当地に来て、東方鎮護の神として鎮座されたので、人々はこれを喜び「庤明神」と尊称しました。

治承四年(一一八〇)源頼朝が石橋山の戦に敗れ、安房に逃れて来たとき、伊勢神宮に源家の再興を祈念し、祈願が成就したなら、安房の国に御厨一処を寄進しますと礼誓しました。

そして宿願が成就し、寿永三年(一一八四)当地に御厨を新設し、伊勢より迎えた神霊と、以前より鎮座の大神とを相殿にまつりました。

それから、「房州伊勢の宮」と尊崇され今日に至っています。

境内東側の山はすぐれた極相林として町の指定文化財になっています。

山頂には伊洋諾・伊弉冉の神を祀る諾冉神社があります。

境内の「まるばちしゃの木」は亜熱帯性落葉喬木で、千葉県指定天然記念物になっています。

『日本社寺大観 神社篇』抜粋

神明(シンメイ)神社 安房郡天津町天津。
一 郷社。
二 天照大神。(相殿)庤大神(事代主命)、豊受姫命。(合祀)大山祇神、倉稲魂命、稚産霊命、日本健命、木花咲耶姫命、表筒男命、中筒男命、底筒男命。
三 事代主命かつて営國に居住せられ事蹟に因み、庤大神と称へ、神鏡及び神像を神體として祭り、當郡の總鎮守となす。後冷泉天皇康平五年源頼義、堀河天皇寛治元年源義家奥州の兵乱平定及び源家繁昌を祈願す安徳天皇治承四年源頼朝石橋山に敗戦して当地に来り源家再興を祈り、且つ天照大神、豊受姫命を勧請して之た合祀し、社名を神明宮と称し、崇敬怠らざりしが里見氏当安房国に威を振ふや、社領悉く没収せられ、社運爲に傾くに至れり。徳川時代領主大岡氏の尊崇甚だ厚かりき。明治十四年郷社に列し、同四十一年、山神社外七社を合祀す。
(中略)
七 猿田彦神社・八幡神社・子安社・春日神社・山神社・川神社・大己貴神社。

Webサイト

書籍

  • 『千葉県神社名鑑』千葉県神社名鑑刊行委員会 編 1987年
  • 『房総の伊勢信仰』千葉県神社庁「房総の伊勢信仰」企画委員会 編 2013年
  • 『日本社寺大観 神社篇』名著刊行会 1970年

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