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布良崎神社(めらさきじんじゃ)│館山市布良(めら)

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館山市布良(めら)の布良崎神社(めらさきじんじゃ)の概要の神社の概要

布良崎神社(めらさきじんじゃ)は、創建年不詳、館山市布良(めら)に鎮座する神社です。

往昔は「安房神社」の前殿「女良崎明神」でしたが、江戸期に「安房神社」から独立、明治八年には「安房神社」の附属社に数えられていました。

明治期から終戦期まで郷社に列格していました。

祭神

祭神として次の神様が祀られています。

  • 天富命(あめのとみのみこと)…房総を開拓した忌部氏(いんべうじ)のリーダー
  • 建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)
  • 金山彦命(かなやまひこのみこと)…「鉱山・金属」を司る神。

「金山彦命」は、イザナミの嘔吐物から生まれた「鉱山・金属」を司る神。「建速須佐之男命」と共に、忌部氏と製鉄の関りを指摘する報告があります(『和布刈祭祀の原型と変容』井上孝夫)。

由緒、年表

千葉大学の森谷ひろみ准教授の報告内容を時系列にまとめると、次のようになります。

  • 1597(慶長二年)の時点で、近隣の下谷に前殿「女良崎明神」が、吾谷山に本殿「安房坐太神宮」が鎮座していた
  • 江戸期、「安房神社」から独立し、「感満寺」支配下の「蔵王大権現(ざおうだいごんげん)」となる
  • 明治元年の神仏分離以降は、「布良崎神社」となったと考えられる

現在の由緒書に「主祭神に天富命を祀り後に須佐之男尊・金山彦命を合祀し安房神社の前殿(下社)となる」とあります。これは上記①のことでしょうか。

富士山を向いた社殿

海岸沿いの高台に、海とその先の富士山を向いて鎮座しており、富士山 → 一之鳥居 → 二之鳥居 → 社殿が直線状になるよう配置されています。

写真図鑑

拝殿

本殿

鳥居

一之鳥居

二之鳥居

一之鳥居・二之鳥居・富士山

石灯篭

一之鳥居脇の石灯篭

二之鳥居脇石灯篭

狛犬

摂社、末社

大山祇大神(おおやまづみのおおかみ)(やまずみ様)

小祠

盃状穴(はいじょうけつ)の磐座(いわくら)

神輿庫、手水、池、ご神木跡

男神山、女神山

由緒書きによると、布良より房総に上陸した天富命一行は、上陸した場所を「駒ヶ崎」と称し、その東の二つの小山を海に近い方から「男神山」「女神山」と名付け、それぞれに忌部の祖神「天太玉命」とその后神「御后天比理刀咩命」を祀ったとあります。

現地を歩いても「男神山」「女神山」が判然とせず少し残念な気持ちでいたのですが、「ドローンおのちゃんねる」さんの動画が非常に分かりやすかったため、キャプチャー写真を掲載させていただきます。

境内風景

「青木繁「海の幸」記念館・小谷家住宅」の関連文物

布良海岸の空撮動画

布良海岸の空撮動画を見て、「ここから忌部が来たのか…」と感慨にふけるのも楽しいです。

布良海岸の空撮動画(ドローンおのちゃんねるさん)

参拝順路

山側(東側)の国道410号線からの参拝

海側(西側)からの参拝

詳細情報

社号布良崎神社
ご祭神天富命、建速須佐之男命、金山彦命
境内社大山祇大神
住所館山市布良379
その他

参考

下記を参考にさせていただきました。

抜粋

『千葉県神社名鑑』「布良崎神社」抜粋

旧郷社

祭神

天富命(あめのとみのみこと)、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)、金山彦命(かなやまひこのみこと)

由緒沿革

主神は天富命、後に須佐之男尊、金山彦命を合祀す。祭神天富命が神武天皇の勅命を奉じて沃土を東方に求むべく四国の忌部を率いてこの房総の地に至った。即ちこの布良の一角を駒ヶ崎と称した。駒ヶ崎の東方に登える二峰のうち海岸に近い山を男神山、他を女神山と称され、男神山に祖神天太玉命を、御后天比理乃咩命を女神山に祀る。命はこの本郷の地を出発地点として現在の安房神社に祖神天玉命を祀り、漸次開拓の歩を進められ北上、特に麻殻の播殖を奨励、また建築並びに漁業の技術をも指導された衣食住の神である。

神輿庫左の由来書「布良崎神社」

御祭神 天富命

相殿 須佐之男尊 金山彦命

御由緒

主祭神に天富命を祀り後に須佐之男尊・金山彦命を合祀し安房神社の前殿(下社)となる。

御祭神天富命は五世紀、神武天皇の勅命を奉じて沃土を東方に求むべく天太玉命の御霊と四国の忌部氏を率いて紀伊半島・伊豆半島を経由しこの房総の地、布良の駒ヶ崎に上陸した。祖神、天太玉命を男神山(安房神社祭神)に安置し、后神天比理刀咩命(洲宮神社祭神)を女神山に安置し漸次開拓の歩を進められ北上し特に麻・穀の播殖を奨励し、製錬技術に優れ建築並に漁業の技術を指導され、衣食住の神として崇敬される。

安房神社を一旦は布良の神谷に鎮座し此処を出発地点として現在の安房神社(吾谷山)に西暦七一七年に鎮座し、祖神、天太玉命を祀る。

Webサイト

書籍

  • 『千葉県神社名鑑』千葉県神社名鑑刊行委員会 編 1987年

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