佐倉市飯重の大宮神社の概要


大宮神社は、創建年不詳、佐倉市飯重に鎮座する神社です。明治期から終戦期まで村社に列格していました。
近隣の三社を合祀したからでしょうか、鳥居扁額には「四社大神」とあります。
祭神
元の祭神は天鈿女命(あめのうずめのみこと)で、近隣の神社を合祀し、現在は次の神々を祀っています。
- 天鈿女命(あめのうずめのみこと)
- 曾我五郎靈(そがごろうのみたま)
- 事代主命(ことしろぬしのみこと)
- 稚比女命(わくひるめのみこと)
天鈿女命は、大宮売神(おおみやのめのかみ)と同一視されています。大宮神社の社名はそこから来たのでしょうか。千葉県内には「天鈿女命(大宮売神)を祀る大宮神社」が千葉市を中心に十数社鎮座しているようです。
稚比女命は機織の神とも天照大御神の幼名(姉妹)とも言われる神です。当地区の機織や養蚕の神として祀られたのでしょうか。ちなみに、麻賀多神社 奥宮にも、同命が主祭神として祀られています。
合祀
近隣の次の神社を合祀しています。
- 飯重宇兎内にあった五郎神社(無格社)
- 飯重字宮後にあった流神社(無格社)
- 飯重宇寺臺にあった姫宮神社(無格社)
参拝日記
「京成臼井」駅方面からJR「佐倉」駅方面へ向かう道中は、閑静な住宅街から、田園風景が180度広がる素晴らしい光景に一転します。真っすぐ進みたくなる気持ちを抑え左折、横目に田園風景を見ながら、飯重の里山沿いに進むと、消防団の建物が現れます。右脇の参道は、足を進める毎に人間界から離れていき、不安感が増していきます。昼なお不気味さのある頂上、苔がびっちり生えた怪しい平地に当社が鎮座しています。
境内はかなり綺麗に掃除されています。ディープな神域感を味わいたい神社好きにはお勧めな神社ですが、できれば誰かと一緒に真昼間に参拝しましょう。参拝道中、高台から見下ろす佐倉の田園風景もかなり良かったです。
創建・由緒
大宮神社 旧村社
祭神
天鈿女命(あめのうずめのみこと)
第四 千代田村
(六)村社大宮神社
飯重區字下等にあり天鈿女命の外曾我五郎靈事代主命稚比女命を祭る由緒不詳明治四十三年九月廿六日許可を得て同所宇兎内にありし無格社五郎神社同所宮後にありし無格社流神社同所字寺臺にありし無格社姫宮神社を本社に合祀す(後略)
写真図鑑
社殿、境内





社殿


狛犬


石碑等




田んぼの風景
参拝道中の階段から眺める田んぼの風景です。
春から夏にかけては、田んぼの景色がさぞ綺麗でしょう。田植え直前の、田んぼが鏡のように空を映す時期にも訪れてみたいです。

参拝順路

この坂を登っていく









詳細情報
社号 | 大宮神社(佐倉市飯重) |
ご祭神 | 天鈿女命、曾我五郎靈、事代主命、稚比女命 |
境内社 | |
由緒・歴史 | |
家紋 | |
本殿の向き | |
住所 | 佐倉市飯重941 |
その他 |