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阿津社│鹿嶋市鉢形

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鹿嶋市鉢形の阿津社(あづのやしろ)の概要

阿津社(あづのやしろ)は、創建年不詳、鹿嶋市鉢形に鎮座する、鹿島神宮の境外末社です。「あわずの宮」とも呼ばれています。

祭神として、活津彦根命(いくつひこねのみこと)が祀られています。命は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)と素戔嗚命(すさのおのみこと)の誓約によって産まれた男神の一柱です。

物忌(ものいみ)様のお別れの社か?

当社に関する文献情報がなかなか見当たらないのですが、「鉢形地域を考える会」さんの次の記載を見つけることができました。

古い時代、「物忌み」という鹿島の神のお世話をする女性祭主の代替わりの際には、ここで親子姉妹の別れをしたので「阿津神社」(あわずの宮)といわれ、この杜で祭礼が行われていました。

物忌(ものいみ)様は、鹿島神宮 祭神に「神の后」のように仕える大変位の高い女性神官のことです。

物忌様になることが決まった女性は、家族と別れ、神宮 跡宮の脇にあった「物忌館」という男子禁制の建物で生涯を過ごし、年に数度の重要な祭事の時に、籠に乗り宮中へ出仕したそうです。

物忌様のお別れを司る社がなぜ活津彦根命を祀るのかは不明です。

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創建・由緒

『鹿島神宮』抜粋

境外 末社

社名 阿津社

祭神 活津彦根命

『鹿島町史 第2巻 鹿島の文化史』抜粋

P662、P823

あわずの宮(阿津神社)

鉢形かるた『ぬ』抜粋

末社 阿津杜(あづのやしろ)

祭神 活津彦根命(いくつひこねのみこと)

古い時代物忌という女性祭主の代替りの際この社で祭礼があったとされています

鉢形かるた『ぬ』抜粋

【文章抜粋】
ぬ 主(ぬし)は、活津彦根命(いくつひこねのみこと)
物忌(ものい)み祭る
阿津(あづ)の杜

鹿島神宮の神様をお世話する物忌様の代替わりのお祭りが行われた神社。
ご祭神は活津彦根命(いくつひこねのみこと)

鉢形地域を考える会

【QRコードの読み先テキスト】

『主は 活津彦根命 物忌み祭る 阿津の杜』 ・鹿島神宮の末社で一間社流造りの小さな社です。ご祭神は「活津彦根命」(いくつひこねのみこと)を祀っています。古い時代、「物忌み」という鹿島の神のお世話をする女性祭主の代替わりの際には、ここで親子姉妹の別れをしたので「阿津神社」(あわずの宮)といわれ、この杜で祭礼が行われていました。

写真図鑑

参拝順路

拝殿

社殿周辺の風景

基本情報

社号阿津社
ご祭神活津彦根命
住所鹿嶋市鉢形1522
その他■鹿島神宮
https://kashimajingu.jp

参考

上記のWeb サイトのほかに、下記を参考にさせていただきました。

  • 『鹿島神宮』東 実 著 1968年
  • 『鹿島町史 第2巻 鹿島の文化史』鹿島町広報課内鹿島町史編さん委員会 著 1974年

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