目次
加曽利町の貴船神社の概要
貴船神社は、高靇神(たかおかみのかみ)、天御中主神(あめのなかぬしのかみ)、木之花佐久夜比賣命(このはなさくやひめのみこと)、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)、誉田別命(ほんだわけのみこと)を祭神とする、千葉市若葉区加曽利町の高台の端に鎮座する神社です。
創建は1650年以前、明治期は旧村社。月星紋から、中世以降の千葉氏の庇護が伺えます。
千葉県内でもトップクラスに「赤い神社」です。拝殿、幣殿、本殿ともに、木材の地の色はなく、全て朱と黒で塗られています。樹々の緑と目の覚めるような朱色のコントラストが美しい神社です。
由緒沿革が不明ですが、
- 貴船神社(本社 左京区鞍馬貴船町)は高靇神という「水神」を祀る
- 加曽利貝塚をはじめ複数の貝塚のある高台の端に位置する(下記海面上昇時の図参照)
ことから、「縄文時代の水を祀る聖域」に端を発っしているのでしょうか。
海面上昇時の加曽利・坂月川周辺の地形・貝塚・神社
高台の海に面する部分に神社が存在する傾向が見て取れる
創建・由緒
創建年代および由緒不詳、「慶安三年四月社殿改築」の記述があることから、1650年(慶安三年)以前の創建が考えられます。
明治期から終戦期まで村社、高靇神(たかおかみのかみ)、天御中主神(あめのなかぬしのかみ)、木之花佐久夜比賣命(このはなさくやひめのみこと)、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)、誉田別命(ほんだわけのみこと)を祭神とする神社です。
『千葉県神社名鑑』抜粋
通称 貴船大明神 旧村社
祭神
高靇神(たかおかみのかみ)天御中主神(あめのなかぬしのかみ)木之花佐久夜比賣命(このはなさくやひめのみこと)建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)誉田別命(ほんだわけのみこと)
由緒沿革
慶安三年四月社殿改築、元禄元年社殿再建。大正三年七月村中の末社を合祀した。大正七年五月と昭和一六年六月に社殿改築。
社殿
月星紋が見える
千葉神社名鑑記載の祭神は「高靇之神」だけが書かれている。
本来の主祭神はこの神様なのであろう
狛犬
こちらは左の狛犬。
こちらは左の狛犬。
子供が二匹いるのは珍しい
下の子がカメラ目線で可愛らしい。
親の背中もう一匹へばりついている。
鳥居
神楽殿
摂社、末社
石碑
どちらも富士山信仰の石碑
柴田白葉女
手水、社務所
参拝順路
詳細情報
社号 | 貴船神社 |
ご祭神 | 高靇神(たかおかみのかみ)、天御中主神(あめのなかぬしのかみ)、木之花佐久夜比賣命(このはなさくやひめのみこと)、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)、誉田別命(ほんだわけのみこと) |
境内社 | |
由緒・歴史 | |
神紋 | 月星紋 |
本殿の向き | |
住所 | 千葉県千葉市若葉区加曽利町963 |
その他 |