銚子市海鹿島町(あしかじまちょう)の伊勢大神の概要


伊勢大神宮は、江戸時代に「伊勢皇大神宮」を勧請して創建された、銚子市海鹿島町(あしかじまちょう)の丘陵の東端に鎮座する神社です。
当地の旧名、伊勢路台(いせじだい)や伊勢路ヶ浦(いせじがうら、伊勢路浦・伊勢路浜とも)の名前の由来となった神社です。
祭神
詳細は不明ですが、「伊勢皇大神宮」(「伊勢神宮」のことか)の勧請と伝わり、社殿が二つあることから、「伊勢神宮」の内宮「天照大御神」と外宮「豊受大御神(とようけのおおみかみ)」の御分霊を次のように配祀しているものと思われます。
内宮 天照大御神

外宮 豊受大御神

絶景のお勧め神社
高台の境内からは太平洋の絶景を見下ろせます。近くに来られた際は、参拝をお勧めします。




地元の篤い信仰が伺える
『千葉県神社名鑑』に記載はありませんが、『銚子市文化財保存活用地域計画』の「信仰」の欄に、銚子各所の鎮守と列格し次のように記されていることから、地元での篤い信仰が伺えます。
伊勢路ヶ浦(伊勢路浦)の開拓
当社の鎮座する海鹿島(あしかじま)一帯は、かつて、伊勢路ヶ浦(伊勢路浦)(高神村(海上村)に所属)と呼ばれていました。
1695年(元禄八年)に、飯沼(いいぬま)村の田中玄蕃が当地を開き漁場とし、随所に干鰯場を設け、干鰯ブームが現出したと伝わります。
関東・房総最東端の神社?
日本で最も早く初日の出を見られる神社?


Google map や Yahoo! map で調べる限り、関東・房総でもっとも東に位置する神社は、当社および目の前の浜辺にある「亀の子様」のようです。
銚子市は、山頂・離島を除いて日本で一番早く初日の出が見られる街として有名です。「亀の子様」より高台にある当社は、日本で一番早く初日の出が見られる神社かもしれません(離島は除く)。
写真図鑑
外観
目の前の県道254号線は、車がかなりのスピードで飛ばしているので注意してください。



一之鳥居、手水



一組目の狛犬、石碑


二之鳥居


三・四之鳥居、手水




正面

狛犬




社殿
「天照大御神」を祀る内宮でしょうか。





境内社
「豊受大御神」を祀る外宮でしょうか。



帰り道










基本情報
| 社号 | 伊勢大神宮 |
| ご祭神 | 天照大御神、豊受大御神か? |
| 境内社 | |
| 住所 | 銚子市海鹿島町 番地無し。緯度経度は下記 35.72148280025089, 140.86902435706682 |
| その他 |
参考
下記を参考にさせていただきました。
抜粋
─
P346
海鹿島
此の邊一帯を伊勢路浦とも言ふ小丘に伊勢大神宮を奉祀してある。(後略)
P94
信仰
川口神社・和田不動・銚港神社・御嶽神社・伊勢大神宮・西宮神社・渡海神社・大杉神社・亀墓・鯨墓・漕出・大潮まつり・明神講・初午稲荷講・御太刀祭・亀の子様の信仰
P573
A 漁網と漁船の変遷
(前略)元禄八年には、飯沼の人、田中玄蕃が伊勢路浦(今の海鹿島付近一帯)を開いて漁場とし、随所に干鰯場を設けたというから、この頃には地元民も加わって干鰯ブームを現出したものと見える。
P999
ホ、信仰に由来するもの。
神社関係──神社を中心にしていろいろの地名が生まれる。(中略)伊勢路台(高神)は、江戸時代に伊勢皇大神宮を勧請したため出来た地名という。
書籍
- 『千葉県神社名鑑』千葉県神社名鑑刊行委員会 編 1987年
- 『銚子市史』銚子市史編纂委員会 編 1956年
- 『銚子市文化財保存活用地域計画 2020.12月 千葉県銚子市』銚子市 2020年
- 『銚子市政史 昭和8年度』銚子市 編 1939年
