香取市丁子(ようろご)の側高神社(そばたかじんじゃ)の概要


側高神社(そばたかじんじゃ)は、創建年不詳、側高神(そばたかのかみ)を祀る、香取市丁子(ようろご)に鎮座する神社です。
香取神宮の鎮座する亀甲山の東、田んぼを挟んで隣の丘陵地帯の中腹に鎮座しています。
香取神宮 第一摂社は別の社


神宮 第一摂社の同名社と混同する方が多いようで、Google map の地図も、当社と異なる写真が多数アップされています。
神宮 第一摂社の側高神社は「香取市大倉」に鎮座しています。こちらのGoogle map から確認してみてください。ちなみに、神宮からさほど離れていないように見えますが、アクセスがかなり悪く、道を誤ると大変な目にあいます。大倉丁子の玉田神社脇の道は、非推奨です。
神宮 第一摂社の側高神社を勧請か?
神宮 第一摂社の側高神社を勧請した社でしょうか。
香取から成田にかけて、字は違えど「そばたか神社」が多数鎮座しています。どの社も祭神が隠され判然としません。
千葉の難読漢字「丁子」
「丁子」は、「丁古」とも書き、どちらも「ようろご」と読みます。香取神宮の東に位置する神領で、中世、神職の大中臣家内で、所領をめぐる内紛が起きたことで有名です。
『日本地名大辞典』に、当地から「香取神宮祭に神輿舁丁を出すことにちなむという(香取郡誌)」とあります。「神輿舁」は「みこしかき」と読み、神輿担ぎの人を意味します。「丁」は「よぼろ」「ようろ」と読み、公用に徴収された人のことを指します。丁子」の住民が、神宮の神輿担ぎをしていたわけです。
元は神宮摂社
当社は、もともと香取神宮の摂社で、明治初年の改正により独立したそうです。
『新修 香取神宮小史』(1995年)の摂社・末社の欄にも、当社の記載はありません。
創建・由緒
側高神社
祭神
側高神(そばたかのかみ)
由緒沿革
創建不詳だが、現社殿は安政元年の改築と伝えられる。香取神宮の摂社で、明治初年の改正により独立、無格社となる。
写真図鑑
参詣路


















拝殿








左に小祠が建っている




帰り道




基本情報
社号 | 側高神社 |
ご祭神 | 側高神(そばたかのかみ) |
境内社 | |
住所 | 香取市丁子567 |
その他 |
参考
上記のWeb サイトのほかに、下記を参考にさせていただきました。
- 『千葉県神社名鑑』千葉県神社名鑑刊行委員会 編 1987年
- 『新修 香取神宮小史』香取神宮社務所 編 1995年
- 『千葉県地名大辞典』川村 優 等 著 1984年