香取市香取の大坂の井の概要
「大坂の井」は、香取神宮の西を南北に通る「大坂」という坂の中ほどに湧いている小さな湧水です。昔は、神宮の八方に、8~12の御神井があったようで、「大坂の井」は今も残る貴重な御神井です。
「大坂」は、神宮北側の田んぼ地域から旧参道まで、亀甲山(かめがせやま)内部をショートカットする切通しの坂です。利根川から上陸する下記往昔の神宮参拝経路では、この場所で身を清めたと言われています。
津宮の浜鳥居 → 旧表参道 → 大坂 → 旧参道 → 境内
雰囲気が、鹿島神宮の「御手洗池」(みたらしいけ)に似ています。


- 「大坂」は、車一台通れるかほどの切通しのため、車での参拝は控えた方が無難そうです。
写真図鑑








創建・由緒
『新修 香取神宮小史』抜粋
御神井
当神宮の在る亀甲山には、古来参詣路の八方に八ないし十二の御神井があった。大坂井は津宮道に今も在り、最大の御神井は御手洗井で、字御手洗に在る。(後略)
基本情報
社号 | 大坂の井 |
住所 | Google map の位置 |
その他 | ■アーカイブ香取遺産 Vol.211~220 https://www.city.katori.lg.jp/culture_sport/bunkazai/isan/211-220.html ■Vol.215 香取神宮の参道と参詣道 https://www.city.katori.lg.jp/culture_sport/bunkazai/isan/211-220.files/215.pdf |
参考
上記のWeb サイトのほかに、下記を参考にさせていただきました。
- 『新修 香取神宮小史』香取神宮社務所 編 1995年