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息栖神社│茨城県行方市矢幡

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茨城県行方市矢幡の息栖神社(いきすじんじゃ)の概要

息栖神社(いきすじんじゃ)は、創建年不詳、茨城県行方市矢幡に鎮座する神社です。

明治期から終戦期まで村社に列格していました。

神栖市息栖の「息栖神社」の勧請社かどうかは不明、祭神も異なります。

祭神

主祭神

  • 気吹戸主命(いぶきどぬしのかみ)
  • 神栖市息栖の「息栖神社」の祭神は、久那斗神(くなどのかみ)・天乃鳥船神・住吉三神で、気吹戸主命の名前がありません。ただし、同社境内に松尾芭蕉の句碑に「気吹戸主」の名が見えます。

配祀神

  • 水波売命
  • 蛭児命
  • 大己貴命

沿革

  • 創建年不詳
  • 長享年間(1487~1489年)、社殿が破損したため、矢幡次郎貞幹が字 古息栖(行方市矢幡古息栖?)で再建
  • 文亀2年(1502年)、現在の字 明神山へ遷座
  • 天正年間(1573~1592年)、島崎城主 島崎左衛門尉長国が、当社を鬼門除けの守護神として崇敬
  • 元禄6年(1693年)、水戸藩主 徳川光圀の意向で村の鎮守となる

写真図鑑

社殿

拝殿

鳥居、神社入り口周辺

境内社、摂社、末社

『茨城県神社誌』に、次の境内社が記載されています。

  • 道祖神社(猿田彦命)
  • 疱瘡神社(大己貴命、少彦名命)
  • 滝神神社(八大滝王神)
  • 三峰神社(伊弉諾命、伊弉冉命)
  • 天神社(菅原道真公)
  • 高松神社(大市姫命)

手水舎

境内風景

参拝順路

基本情報

社号息栖神社
ご祭神気吹戸主命
住所茨城県行方市矢幡1573

参考

下記を参考にさせていただきました。

抜粋

『茨城県神社誌』抜粋

息栖神社
法人(旧村社)

【祭神】気吹戸主命
(配祀)水波売命、蛭児命、大己貴命
【境内神社】道祖神社(猿田彦命)疱瘡神社(大己貴命、少彦名命)滝神神社(八大滝王神)三峰神社(伊共諾命、伊共冊命)天神社(菅原道真公)高松神社(大市姫命)
【由緒沿革】創建年月不詳。長享年中矢幡次郎貞幹再建(現古息栖)文亀二年現明神山に遷座。天正年中島崎城主島崎左衛門尉長国、当社を鬼門除良位の鎮護神として尊称。延宝二年修営。
元禄六年水戸藩主光圀公の尊慮によって一村の鎮守となる。羽黒、高松、天神、道祖各神社を摂社とした。同年修営、祭日を十一月中卯日と定む。享保元年本殿再建、南面を東向にした。(棟札)天保六年三月再造営、同七年四月三日正遷宮。明治七年十一月村社に列格。例祭日を一月一日改む。大正二年一月十三日地内水神神社を合併。昭和十三年七月、同二十五年五月、本殿屋根替営修。同二十七年九月二十六日宗教法人設立。同三十九年七月葺替修営。古来当社は罪けがれをはらふ御神威強大にして数々の霊験あり。
【神紋】左三つ巴

境内由緒書 抜粋

行方市指定有形文化財(天然記念物)
息栖神社樹叢

(前略)

息栖神社の祭神は気吹戸主命で、水波売命・蛭子命・大己貴命を配祀してある。創建年代は相当古いが不詳である。長享年中(一四八七~八九)矢幡次郎貞幹が城の西方古息栖に再建する。文亀二年(一五〇二)現在の明神山へ遷座(神体の座を他の場所にうつす)する。天正年中(一五七三~九二)嶋崎左衛門尉長国が当社を鬼門除けとして尊崇する。延宝二年(一六七四)修営する。九六年(一六九三)徳川光圀の尊慮によって一村の鎮守となる。

書籍

  • 『茨城県神社誌』茨城県神社誌編纂委員会 編 1973年

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