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瀧蔵神社│千葉市中央区千葉寺町

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千葉市中央区千葉寺町の瀧蔵神社(りゅうぞうじんじゃ)の概要

瀧蔵神社(りゅうぞうじんじゃ)は、創建年不詳ながら「千葉寺」の鬼門を護る「滝蔵権現」を起源とする、千葉市中央区千葉寺町に鎮座する神社です。

当社は、「千葉寺」の境内奥に鎮座しています。「千葉寺」は、709年に行基による創建と伝わる千葉市最古の寺院です。

明治期から終戦期まで村社に列格していました。

祭神

もとはインドの竜神を祀っていましたが、明治期に次の神様が祭神となりました。

  • 海津見神(わだつみのかみ)

由緒沿革

創建年代は不詳ですが、「千葉寺」の観世音菩薩の守り神として、境内の鬼門にあたる東北の隅にインドの竜神を「滝蔵権現」の名称で祀っていたのを起源とします。

千葉氏の時代

当社は、「千葉家五守護神」の一つに数えられていました(『千葉県神社名鑑』)。

亥鼻山の「堀内牛頭天王」を中心に、「鬼門」や「裏鬼門」など陰陽道に則った場所に「千葉の守護神」「弓ぜん神」が配置されており、当社は「堀内牛頭天王」の直南に位置したと伝えられています。

千葉氏代々の当主の元服に際し、当社「滝蔵権現」に武運を祈願する慣習があったそうです。

神仏分離後

「千葉寺」境内の鬼門の隅に祀られていた「滝蔵権現」が、分離令に従い、祭神を「海津見神」に改めて、現在の「瀧蔵神社」となりました。

千葉笑い

「千葉笑い」の故事は、当社の神事の夜に行われたものと言われています。「千葉笑い」は、次のようなものです。

『図説日本文化地理大系 第13巻 (関東 第2)』抜粋

P188

毎年十二月晦日の夜、千葉の町民は千葉寺の境内にあつまり、おのおの覆面して地頭や名主の政治向きを批判し、日ごろのうっぷんをぶちまけ、最後にみながいっせいに笑って散会するという「千葉笑い」の慣習が明治初期まで行なわれてきた。地頭らはこれに対して、この夜にかぎり反することはゆるされなかった。これは千葉氏の統治時代からの慣習で、窮屈な封建制の圧迫にあえいでいた庶民のために、下意上達と、息ぬきを目的として、宗教的権成を背景に行なわれたことに意味がある。

写真図鑑

社殿

覆屋

社殿

社殿の彫刻

鳥居

狛犬

境内社、石碑

『千葉町案内』に、八神、稲荷、厳島、三玉、大杉、三峰、八幡、道祖の八ツの祠があると記載されていますが、どれも見つけることはできません。

青龍神社

その他の境内社、石碑

その他

参拝順路

基本情報

参考

下記を参考にさせていただきました。

抜粋

『千葉県神社名鑑』抜粋

瀧蔵神社(りゅうぞうじんじゃ) 旧村社

祭神
海津見神(わだつみのかみ)

由緒沿革
千葉家五守護神の一つである。「千葉笑い」の故事もこの社の神事の夜に行われたものといわれる。

『千葉町案内』抜粋

瀧蔵神社

村社瀧蔵神社は千葉寺字久保台に在る古い社で、海津見命を祀り、境内には八神、稲荷、厳島、三玉、大杉、三峰、八幡、道祖の八ツの祠がある。

『千葉市史 第3巻』抜粋

P356

そのうえ、一部の神官らは寺院、仏像、経文などの破却行為に出て、仏教界は大打撃を被った。千葉県においては、比較的平穏に分離が実施されたようで、わずかに香取神宮で激しい動きがあったにすぎない。明治初年まで、千葉の妙見様と人々の尊崇をあつめていた妙見寺では夜を徹して、総代らが協議した結果、神社(千葉神社)として再出発することになったと伝えられている。また、同じ妙見尊を本尊としていた登戸の真光院も登渡神社とすることに決定している。現在、千葉寺境内に滝蔵神社があるが、以前は千葉寺の観世音菩薩の守り神として、境内の鬼門にあたる東北の隅に、インドの竜神を滝蔵権現の名称で祀ってあったのを、この分離令に従って、祭神を海津見神に改めて、神社としたと伝えられている。

P367

『千学集』によると千葉氏代々の当主の元服に際し、当寺の滝蔵権現(現滝蔵神社)に武運を祈願する慣習になっていた。

『千葉市史 第1巻』抜粋

P三七九

「(前略)千葉の守護神は曽場鷹大明神。堀内牛頭天王。結城の神明、御達報の稲荷大明神、千葉寺の竜蔵権現これ也。弓ぜん神と申すは妙見、八幡、摩利支天大菩薩これ也」(『千学集』)。

(中略)

堀内牛頭天王社から、鬼門に曽場鷹大明神、裏鬼門に御達報稲荷、直南に竜蔵権現、真西に結城の神明、北西の方角に北斗山金剛授寺(のちの妙見宮、八幡神・摩利支天も合祀)を配して神仏の加護を祈請したとみることができる。

『』抜粋

Webサイト

書籍

  • 『千葉県神社名鑑』千葉県神社名鑑刊行委員会 編 1987年
  • 『千葉市史 第1巻』葉市史編纂委員会 編 1974年
  • 『図説日本文化地理大系 第13巻 (関東 第2)』小学館 1960年

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