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館山市洲崎の養老寺(妙法山観音寺)の概要
養老寺(妙法山観音寺)は、717年(養老元年)、役行者(えんのぎょうじゃ)(役小角、えんのおづの)の創建と伝えられる真言宗の寺院です。
鎌倉時代、洲崎神社を擁する寺は7つあり、その中でこの養老寺が最も古く最右翼だったと言われています。
寺の右手には、役行者が一日で掘ったという洞窟があります。
館山市洲崎の洲崎神社に隣接しており、房総フラワーライン(県道257号線)からだけでなく、同社の「富士見鳥居」の脇を降りて参拝することも可能です。
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洲崎神社、洲崎神社境内社、近隣の名所 洲崎灯台については下記をご覧ください。
写真図鑑
観音堂
役行者(えんのぎょうじゃ)の岩屋
当寺から洲崎神社へ登る途中には、『役行者の岩屋』なる洞窟がおり、曲亭馬琴(滝沢馬琴)作の『里見八犬伝』の舞台にもなっています。
『南房総いいとこどり』「里見八犬伝の地」抜粋
伏姫は、三歳までものを言わない子でした。心配した母は、伏姫と役行者の岩窟へと参拝に行きます。その帰り道に老人から数珠をもらうと、それ以降の伏姫は、口が利けるようになり美しく健やかに成長します。
参拝順路
洲崎神社の富士見鳥居からの参拝経路
若干足元が危ういので注意してください
洲崎灯台が見える
詳細情報
施設名 | 養老寺(妙法山観音寺) |
住所 | 千葉県館山市洲崎1331 |
その他 | ■南房総いいとこどり 里見八犬伝の地 https://www.mboso-etoko.jp/manabu/satomi/ ■南房総花海街道 役の行者の岩窟 https://hanaumikaidou.com/archives/332 ■館山市立博物館HP 洲崎神社・養老寺 http://history.hanaumikaidou.com/archives/4591 |
参考
上記のWeb サイトのほかに、下記を参考にさせていただきました。
- 『式内社の歴史地理学的研究 : 安房国・伊豆国三宅島の場合』森谷恵 出版、森谷ひろみ 著 1977年4月