目次
長生郡一宮町宮原の南宮神社(なんぐうじんじゃ)の概要


南宮神社(なんぐうじんじゃ)は、日本武尊により創建、美濃国一宮「南宮大社」を勧請した、長生郡一宮町宮原に鎮座する神社です。
明治期から終戦期まで指定村社に列格していました。
祭神
祭神として次の神様が祀られています。
- 豊玉姫命(とよたまひめのみこと)…玉前神社 祭神「玉依姫命(たまよりひめのみこと)の姉神
 - 金山彦命(かなやまひこのみこと)…金属の神。天武記、美濃の南宮大社より勧請
 
創建、由緒、沿革
当社に関連する事柄を時系列にまとめました。
- 日本武尊が東征を祈願し、金田郷大宮台に「豊玉姫命」の社を建てたのが当社の始。
 - 673年~ 686年(天武天皇の治世)、金田郷開発のため穂積氏により金田郷下山に遷宮。
この時、美濃国一宮「南宮大社」の祭神「金山彦命(かなやまひこのみこと)」が相殿に勧請され、祭神は二柱となる。 - 807年(大同二年)、平城天皇玉依姫関連の古社六社を創建。当社もそのひとつか?
 - 850年の『三之宮福大権現由趣書』に、「金田村南宮大明神」と記載されている。
 - 室町時代の1467年〜1469年(応仁年間)、現在地に遷座。
 
創建当初は別の社名か?
当社は、日本武尊による創建当初は「豊玉姫命」を祀る社でした。
その後の天武期、金属の神を奉祀するため美濃国の「南宮大社」が勧請されました。
創建当初は別の社名だったと考えるのが自然に思えます。
旧社地には跡が?
『千葉県神社名鑑』に「大宮台、下山の旧社地跡は現存している」とあります。
前者は長生郡長生村金田の大宮南宮神社のことでしょうか。後者は調べても不明です。
写真図鑑
拝殿




拝殿向拝の彫刻











本殿



鳥居
一之鳥居




狛犬




境内社
名称不明の社



神明神社、稲荷神社、八坂神社、三社神社(大宮毘売命、猿田彦命、保食神)




石碑等


手水舎


神輿庫


その他



御神木 南宮大杉

参拝順路




基本情報
| 社号 | 南宮神社 | 
| ご祭神 | 豊玉姫命(とよたまひめのみこと)、金山彦命(かなやまひこのみこと) | 
| 住所 | 長生郡一宮町宮原1131 | 
参考
下記を参考にさせていただきました。
抜粋
『千葉県神社名鑑』抜粋
南宮神社(なんぐうじんじゃ) (通称南宮さま)旧指定村社
祭神
豊玉姫命(とよたまひめのみこと)金山彦命(かなやまひこのみこと)
由緒沿革
景行天皇の皇子倭建命が、勅命により東征された途次、金田郷大宮台で目的完成を祈願し、社殿を建て、海神の御女豊玉姫命を奉祀した。炊いで天武天皇の御代、金田郷開発のために来られた穂積氏が金田郷下山に遷宮、美濃国一の宮南宮大社の御祭神金山彦命を相殿に勧請し、祭神は二柱となった。その後、氏子の要請で応仁年間、現在地に遷宮、現在に至る。なお大宮台、下山の旧社地跡は現存している。
書籍
- 『千葉県神社名鑑』千葉県神社名鑑刊行委員会 編 1987年
 
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