富里市中沢の中澤麻賀多神社の概要


中澤麻賀多神社は、創建年不詳、富里市中沢に鎮座する神社です。明治期から終戦期まで村社に列格していました。
祭神として、農業神の稚産霊命(わかむすびのみこと)が祀られています。
当社は、社殿こそ新しいものですが、麻賀多十八社の一社に数えられる歴史のある神社です。
新橋麻賀多神社の分霊
当社は、西へ680m、隣部落の新橋麻賀多神社よりのご分霊とのことです。
御分霊の流れは次のような感じでしょうか?
台方の本社 → 新橋麻賀多神社 → 中澤麻賀多神社
参拝日記
八街方面から印旛沼を目指す高崎川の周辺は、のどかな田園風景と谷戸の台地が広がっています。中澤神社は、そんな谷戸の一つに鎮座する神社で、麻賀多十八社にも数えられています。同じ麻賀多十八社に数えられる新橋麻賀多神社の近く、東に750mほど進んだ場所に所在しています。
神社の入り口には鳥居がないため、気づかず通り過ぎてしまいそうになります。入り口から本殿までは、近年新たに整備されたようで、この手の神社には珍しい信頼のおける手すりと階段が設けられ、足元に気を遣うことなく山奥へ登ることができます。
麻賀多十八社の一社
当社は、麻賀多十八社(印旛十八麻賀多)の一社です。
- 紺色:麻賀多神社(麻賀多十八社)
- 水色:麻賀多神社(十八社以外)
- 黄色:宗像神社
- 赤色:鳥見神社
麻賀多神社とは?
「麻賀多神社」は、全国で唯一印旛周辺にのみ鎮座する、農業神 稚産霊命(わかむすびのみこと)または稚日霊命(わかひるめのみこと)を祭神とする神社です。「麻賀多十八社」という古くからの社を含め、現在30社ほどが確認できます。
印旛周辺の麻賀多神社・宗像神社・鳥見神社は、動物が縄張りを作るがごとく、お互いの守護するエリアを侵すことなく住み分けているように見えます。
麻賀多十八社
- 麻賀多神社 本社(成田市台方 字稷山1)
- 麻賀多神社 奥津宮(成田市船形834)
- 佐倉藩鎮守 麻賀多神社(佐倉市鏑木町933-1)
- 大蛇町麻賀多神社(佐倉市大蛇町385-1)
- 城麻賀多神社(佐倉市城777-5)
- 麻賀多神社(佐倉市大佐倉183)
- 太田麻賀多神社(佐倉市太田1505)
- 大篠塚麻賀多神社(佐倉市大篠塚1106)
- 江原新田 麻賀多神社(佐倉市江原新田1)
- 飯田麻賀多神社(佐倉市飯田1400)
- 飯野麻賀多神社(佐倉市飯野768)
- 岩名麻賀多神社(佐倉市岩名250)
- 高崎麻賀多神社(佐倉市高崎49)
- 下宿麻賀多神社(印旛郡酒々井町酒々井204)
- 下台麻賀多神社(印旛郡酒々井町下台159)
- 新橋麻賀多神社(富里市新橋818)
- 中澤麻賀多神社(富里市中沢503)
- 麻賀多神社(八千代市神野763付近)
創建・由緒
麻賀多神社 旧村社
祭神
稚産霊命(わかむすびのみこと)
由緒沿革
創建年代不詳だが、隣部落新橋麻賀多神社よりの分霊という。
写真図鑑
外観




社殿




小祠


鳥居




参拝順路
鳥居が無いので分かりにくいので、地図を見て目印の赤い手すりと石柱を探しましょう。












おまけ:周辺風景
中澤神社の目の前の田んぼに、ぽつんと浮かぶ小さな小さなお社を見つけました。




詳細情報
社号 | 中澤麻賀多神社 |
ご祭神 | 稚産霊命(わかむすびのみこと、和久産巣日神) |
境内社 | |
由緒・歴史 | |
神紋 | |
本殿の向き | |
住所 | 富里市中沢503 |
その他 |