富里市新橋の新橋麻賀多神社の概要


新橋麻賀多神社は、創建年不詳、富里市新橋に鎮座する神社です。明治期から終戦期まで村社に列格していました。
富里市の西、酒々井町との市境付近、高崎川沿いに続くのどかな谷戸に鎮座しています。
祭神として農業神 稚産霊之命(わかむすびのみこと)が祀られています。
当社は、麻賀多十八社に数えられる神社で、「割拝殿」を有したり「正一位」を与えられるなど、印旛界隈ではかなり特徴的な社です。詳細な記録が無いのが残念でなりません。
正一位?

割幣殿扁額「正一位麻賀多大明神」
(富里市新橋)

鳥居扁額「正一位麻賀多大明神」
(佐倉市飯田)
「正一位」は、神階(神様の位階)の中で最高位を示します。しかし、時代が下り江戸時代まで、この手の制度は形骸化しつつあったとも言います。
同じ麻賀多神社で、佐倉市飯田の麻賀多神社が、1559年(永禄二年)に正一位の神階を受け、明治三年まで正一位麻賀多大明神と称していました。
どのような経緯で、当社が正一位を授かったのか(もしくは正一位の社の分社なのか)、今後資料が見つかることを祈ります。
割拝殿
当社は、境内が二階層になっています。
地上の鳥居をくぐり最初の階段を登ると、中央に通路を内包した門のような横長の建物、割拝殿(わりはいでん)が現れます。これをくぐり2つ目の階段を登ると本殿が鎮座しています。
小~中規模の神社で割拝殿を有するケースはかなり稀かと思われ、千葉県内では(恐らく)見たことがありません。
麻賀多十八社の一社
当社は、麻賀多十八社(印旛十八麻賀多)の一社です。
- 紺色:麻賀多神社(麻賀多十八社)
- 水色:麻賀多神社(十八社以外)
- 黄色:宗像神社
- 赤色:鳥見神社
麻賀多神社とは?
「麻賀多神社」は、全国で唯一印旛周辺にのみ鎮座する、農業神 稚産霊命(わかむすびのみこと)または稚日霊命(わかひるめのみこと)を祭神とする神社です。「麻賀多十八社」という古くからの社を含め、現在30社ほどが確認できます。
印旛周辺の麻賀多神社・宗像神社・鳥見神社は、動物が縄張りを作るがごとく、お互いの守護するエリアを侵すことなく住み分けているように見えます。
麻賀多十八社
- 麻賀多神社 本社(成田市台方 字稷山1)
- 麻賀多神社 奥津宮(成田市船形834)
- 佐倉藩鎮守 麻賀多神社(佐倉市鏑木町933-1)
- 大蛇町麻賀多神社(佐倉市大蛇町385-1)
- 城麻賀多神社(佐倉市城777-5)
- 麻賀多神社(佐倉市大佐倉183)
- 太田麻賀多神社(佐倉市太田1505)
- 大篠塚麻賀多神社(佐倉市大篠塚1106)
- 江原新田 麻賀多神社(佐倉市江原新田1)
- 飯田麻賀多神社(佐倉市飯田1400)
- 飯野麻賀多神社(佐倉市飯野768)
- 岩名麻賀多神社(佐倉市岩名250)
- 高崎麻賀多神社(佐倉市高崎49)
- 下宿麻賀多神社(印旛郡酒々井町酒々井204)
- 下台麻賀多神社(印旛郡酒々井町下台159)
- 新橋麻賀多神社(富里市新橋818)
- 中澤麻賀多神社(富里市中沢503)
- 麻賀多神社(八千代市神野763付近)
創建・由緒
麻賀多神社 旧村社
祭神
稚産霊之命
由緒沿革
弘化四丁未年再建。それ以前不詳。神階正一位。明治九年四月一〇日村社。
写真図鑑
社殿
二階層目に、木製の立派な覆屋に囲まれた社殿が鎮座しています。






鳥居
鳥居の扁額には「正一位麻賀多大明神」と記されています。鳥居の左下に、小さな仏像が建っています。




常夜灯と仏像
鳥居を潜ると、常夜灯、その右前に仏像が祀られています。


割拝殿
階段を登り切った一階層目には、割拝殿が建っています。扁額には「正一位麻賀多大明神」と記されています。
周辺には巨木が建ち、高崎川沿いの田園風景を臨めます。







参拝順路









詳細情報
社号 | 新橋麻賀多神社 |
ご祭神 | 稚産霊之命 |
境内社 | |
由緒・歴史 | |
家紋 | |
本殿の向き | |
住所 | 富里市新橋818 |
その他 |