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印西市岩戸の岩戸宗像神社の概要


岩戸宗像神社は、創建年不詳、印西市岩戸に鎮座する神社です。明治期から終戦期まで村社に列格していました。
地名および社名の「岩戸」は、天岩戸開きから来ているのでしょうか?本殿の胴羽目(壁面)には、岩戸開きの彫刻が見えます。
祭神
祭神として下記「宗像三女神」が祀られています。
- 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
- 多岐都姫命(たぎつひめのみこと)
- 多岐理姫命(たぎりひめのみこと)
宗像十三社の一社
宗像神社とは?
「宗像神社」は、交通安全を司る宗像三女神を祀る神社で、総本社は福岡県宗像市田島に鎮座しています。
印旛沼北には、「全国的にも類を見ない(書籍『日本の神々』)」と言われるほど多数の宗像神社が密集しています。現在、各集落ごとに鎮守の社として合計13社が鎮座しています。
印旛の宗像・麻賀多・鳥見神社
宗像・麻賀多・鳥見神社は、お互いのテリトリーを侵すことなく「住み分け」するかのように鎮座しています。
- 紺色:麻賀多神社(麻賀多十八社)
- 水色:麻賀多神社(十八社以外)
- 黄色:宗像神社
- 赤色:鳥見神社
宗像十三社一覧
八千代市
- 清戸宗像神社
次の地図は、海面を現在より5m上昇させたシミュレーションマップに(参考:国土地理院地図)、宗像13社の位置をプロットしたものです。往古の人々の気持ちに近付けるでしょうか。

岩戸郷七ヵ村の惣鎮守
『千葉県神社名鑑』に、当社は「岩戸郷七ヵ村の惣鎮守と古老のロ碑に伝わる。現に岩戸・師戸・鎌苅・造谷・大廻五地区の氏神として崇敬される。」とあります。
現在もこの五集落には下記の如く宗像神社が鎮座しています。
写真図鑑
社殿














本殿


















柵の中の本殿










天岩戸開き


鳥居








小祠、石碑等




左の二つの石祠は珍しい形をしている










葉書の木




その他




参拝順路












詳細情報
社号 | 岩戸宗像神社 |
ご祭神 | 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、多岐都姫命(たぎつひめのみこと)、多岐理姫命(たぎりひめのみこと) |
境内社 | |
由緒・歴史 | |
神紋 | |
本殿の向き | |
住所 | 印西市岩戸1615 |
その他 |
参考
下記を参考にさせていただきました。
抜粋
『千葉県神社名鑑』抜粋
祭神
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)多岐都姫命(たぎつひめのみこと)多岐理姫命(たぎりひめのみこと)
由緒沿革
旧記を取失い確証となすべきものはないが、岩戸郷七ヵ村の惣鎮守と古老のロ碑に伝わる。現に岩戸・師戸・鎌苅・造谷・大廻五地区の氏神として崇敬される。
Webサイト
- 令和2年度 印西市民アカデミーだより+ 第6号 印西の宗像神社
https://www.city.inzai.lg.jp/cmsfiles/contents/0000010/10916/academy06.pdf
書籍
- 『千葉県神社名鑑』千葉県神社名鑑刊行委員会 編 1987年
- 『千葉県印旛郡誌』印旛郡 編 1913年