印西市造谷の宗像神社の概要


宗像神社は、1632年(寛永9年)に創建された印西市造谷に鎮座する神社です。
明治期から終戦期まで村社に列格していました。
「印西牧の原」駅の南東1.8km、師戸川に囲われた台地のうえに鎮座しています。県道64号線に面しているように見えますが、参道は一本裏の森の中、昼なお暗い道から入ります。
祭神
祭神として下記「宗像三女神」が祀られています。
- 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
- 多岐都姫命(たぎつひめのみこと)
- 多岐理姫命(たぎりひめのみこと)
少し怖いが美しい神域


神社の入り口周辺はひと気もなく少し怖いですが、境内まで上がると背後に県道64号線を行きかう車が目に入ります。
神社のすぐ北にある天台宗 招龍山 眞珠院が開けて明るいので、心配な方はそちらから参拝するのが良いでしょう。
入口から見上げる鳥居の美しさは圧巻でした。
※なぜかGoogleストリートビューが神社の入り口箇所だけをピンポイントで削除しているようです。
宗像十三社の一社
宗像神社とは?
「宗像神社」は、交通安全を司る宗像三女神を祀る神社で、総本社は福岡県宗像市田島に鎮座しています。
印旛沼北には、「全国的にも類を見ない(書籍『日本の神々』)」と言われるほど多数の宗像神社が密集しています。現在、各集落ごとに鎮守の社として合計13社が鎮座しています。
印旛の宗像・麻賀多・鳥見神社
宗像・麻賀多・鳥見神社は、お互いのテリトリーを侵すことなく「住み分け」するかのように鎮座しています。
- 紺色:麻賀多神社(麻賀多十八社)
- 水色:麻賀多神社(十八社以外)
- 黄色:宗像神社
- 赤色:鳥見神社
宗像十三社一覧
- 清戸宗像神社
次の地図は、海面を現在より5m上昇させたシミュレーションマップに(参考:国土地理院地図)、宗像13社の位置をプロットしたものです。往古の人々の気持ちに近付けるでしょうか。

写真図鑑
社殿

横方向にかなり長い。
常夜灯が朽ちている









鳥居




小祠等





参拝順路






詳細情報
社号 | 宗像神社 |
ご祭神 | 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、多岐都姫命(たぎつひめのみこと)、多岐理姫命(たぎりひめのみこと) |
境内社 | |
由緒・歴史 | |
神紋 | |
本殿の向き | |
住所 | 印西市造谷656 |
その他 | ■令和2年度 印西市民アカデミーだより+ 第6号 印西の宗像神社 https://www.city.inzai.lg.jp/cmsfiles/contents/0000010/10916/academy06.pdf |
参考
下記を参考にさせていただきました。
抜粋
宗像神社
祭神
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)多岐都姫命(たぎつひめのみこと)多岐理姫命(たぎりひめのみこと)
由緒沿革
寛永九年の創立。
(五)村社宗像神社
造谷村字大正寺にあり(中略)境内一社あり即
一、琴平神社 大物主命を祭る由緒不詳建物は石祠[神社明細帳]
Webサイト
- 令和2年度 印西市民アカデミーだより+ 第6号 印西の宗像神社
https://www.city.inzai.lg.jp/cmsfiles/contents/0000010/10916/academy06.pdf
書籍
- 『千葉県神社名鑑』千葉県神社名鑑刊行委員会 編 1987年
- 『千葉県印旛郡誌』印旛郡 編 1913年